【13.01.31】 尾張旭市を売り込め?
1月は五次総づくりで例年よりも忙しかった
1月も今日で最後。早いものです。
1月は、例年なら余裕のある月ですが、今年はそうも行きません。
市の総合計画見直しのため、会議だ、研修だと予定が入り、慌ただしい月でした。
総合計画とは、簡単に言えば、むこう10年間の市の方針。どのようなまちづくりをしてゆくかを決めたものです。
(正確に知りたい人は、ウィキペディアや市のホームページを見てくださいね。)
現在=2013年1月は、第4次総合計画(四次総)の9年目。昨年から市民にアンケートを行うなど準備して、第5次総合計画(五次総)の内容ができた段階で、議員の意見を聞いているところです。
1月の日程を振り返ると、五次総に関係する会議が4回。その準備も必要で、例年より慌ただしかったのです。市の全ての仕事に関わるのですから、資料も多く、目を通すだけでも時間がかかります。
尾張旭市を売り込め
総合計画を作るにあたり、尾張旭市では初めての取組みとして『有識者講演会』なるものが企画され、昨日は、その1回目。全部で5回開かれる予定で、2月は毎週です。市の職員と議員の希望者が受講できます。
昨日開かれた講演内容は「都市間競争とシティーセールス」(講師 名古屋学院大学経済学部教授 井澤知旦)で、各地の事例を聞けて面白かったのですが、尾張旭市に当てはめて考えると、かみ合うのかな???
人を呼び込もう、地域を活発にしよう、そのために市をどうやって売り込むか考えよう、ということなのですが、先生が紹介していたように、尾張旭市の住みよさランキング(東洋経済 都市データッパック)は810市区中、86位。良い方です。
それを、都市間競争だ!他市に負けるな!と力んで取り組んでも、それが、尾張旭市の良さを高めることになるのかどうか。それは別の問題ではないでしょうか?
私は、尾張旭市の良さは「平穏な住みやすさ」ではないかと思っていますが、集客などに意気込んだ「売り込み」では、今ある良さを損なってしまうのではないかと思います。
例えば、昨秋のどうだん亭は、TVなどでも紹介されたおかげで、大変な賑わいになりました。近くに住む人たちは、渋滞で市にも苦情の電話が何本もかかりました。市内にある良いものを紹介して頂けるのは嬉しい。でもね、そうして売り込んで、その結果が住民の生活に悪影響を与えるなら、尾張旭市の住みよさは損なわれてしまいます。
なぜ、尾張旭市は住みよさランキングで上位でありつづけているのか、その源は何か、それを踏まえて売り込んで行かなければならないと思います。
ついでに…
昨日、おとなりの長久手市にIKEAが出店するというニュースが流れました。商圏はかなり広いようで、高速のインターから近いというのも出店動機につながったらしい。
周辺が渋滞するとそこで暮らす人は大変だろうな…。尾張旭市からはせいぜい車で20?30分。我が市は、近くに来て嬉しい!と喜んでいられる距離かな?と、負け惜しみを言ってみる。